大日如来とは?

本日の「神仏コラム」は大日如来についてです。
密教の最高位であり、「大いなる日輪」の名を持つ大日如来は
宇宙そのものでもある仏さまです。

決して揺るぐことのない光を放つ、大日如来。
密教において、全ての仏さまは
「大日如来」から生まれたとされています。
つまり釈迦如来や薬師如来、観音菩薩なども
全て大日如来の化身なのです。
大日如来のお姿・金剛界と胎蔵界

密教の寺院(真言宗と天台宗、有名な所では比叡山や高野山、東寺など)
に行くと、大きな正方形の曼荼羅が飾られています。
この曼荼羅には2枚あって、それが金剛界・胎蔵界の両界曼荼羅で
その中心にいるのが大日如来です。

大日如来の姿は良く見ると、それぞれ違う印(手の形)をしています。
つまり大日如来には二つのお姿があるということになります。
ちなみに寺院に祀られている大日如来の仏像は
大抵は金剛界の方のお姿です。
不動明王は大日如来の分身

全ての仏さまは大日如来から生まれていますが
不動明王は大日如来の分身とも言える仏さまです。
専門用語では教令輪身 ( きょうりょうりんじん ) と言います。
どんな人々でも救ってくれる、
太陽の様に大きな心を持った仏さま
それが「大日如来」です。
大日如来の絵に惹かれるとき
大日如来は、すべての仏さまの中心に立つ存在として、
「ぶれない軸」や「おだやかな広がり」を象徴する仏さまとも語られます。
- 日々の暮らしの中で、落ち着ける“拠りどころ”がほしい
- 仕事や人間関係で、気持ちが揺れやすいと感じる
- 仏教美術や曼荼羅の世界観が好き
強く主張するというより、静かに見守ってくれるような存在をそばに置きたい方に
、大日如来の絵はよく選ばれている印象があります。
大日如来のジクレー版画について
観稀舎の大日如来ジクレー版画は、原画の色や質感をできるだけそのままに再現した、高精細のプリント作品です。
- 細部までなめらかに表現できるジクレー印刷
- お部屋に飾りやすいサイズ展開
- 和室にもシンプルなインテリアにもなじむ落ち着いた色合い
玄関やリビング、ワークスペースなど、「ここにひとつ、静かな中心がほしい」という場所に、そっと迎えていただける一枚です。


