ワンポイント神仏コラムです。
今日は弁財天の「お姿」に絞って解説させていただきます。
ちなみにお名前の漢字表記の
- 弁財天
- 弁才天
はどちらも正解で、財宝の面が強調される時には「弁財天」を
才能の面が強調される時には「弁才天」が使われます。
▼弁財天のお姿
最初に図で現してみました。
下記で一つずつご紹介していきます!
▼八 臂 弁才天
まずは左上の弁財天。八本の腕があります。
余り見慣れないお姿だとも思いますが、これは初期のお姿で
「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)」というお経の中で登場します。
持ち物も武器などが多く、戦の神としてのお姿です。
▼弁才天
中央の二臂の弁財天。
弁才天というと、このお姿を思い浮かべる方も多いでしょう。
唐風の衣装と、琵琶を持った美しい女神として現されます。
ちなみに江ノ島にある「裸の弁才天も」上記の「二臂弁才天」に入ります。
▼宇賀弁才天
こちらの弁財天も有名ですね。
頭の上に宇賀神と鳥居を載せたお姿です。
これは宇賀神が神仏習合で弁才天と合体したお姿ですが、
経典には載っていない根拠不明のお姿です。
▼七福神 弁財天
七福神としての弁財天も有名ですね。
七人の神様の中では紅一点として大変人気があります。
七福神の時には「二臂の弁才天」のお姿です。
七福神のその他の神様は下記の通りです。
- 弁才天(べんざいてん)
- 福禄寿(ふくろくじゅ)
- 布袋尊(ほてい)
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
- 大黒天(だいこくてん)
- 寿老人(じゅろうじん)
- 恵比(えびす)
弁財天のジクレー版画
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