最近、新しいシリーズとして「宝彩(ほうさい)」という作品を制作しました。
これまでのジクレー版画とは少し違う、手仕事の比重を高めた表現です。
■ 宝彩とは

宝彩は、描き下ろした図柄をもとに、
一点ずつ仕上げを施していくジクレー版画です。
完成した装飾をなぞるのではなく、
その時々の感覚で仕上げを加えていくため、
同じ図柄でもすべて表情が異なります。
■ なぜこの形にしたのか
ジクレー版画には「光稀」というシリーズがあり、
そこでも加筆を行ってきましたが、
もう一歩、手作業の存在感を強くした表現ができないかと
以前から考えていました。
その中で生まれたのが、
最初から“完成させすぎない”図柄を描き、
仕上げを一点ずつ変えていくという方法です。
■ 表現の特徴
盛り上げによる立体的な装飾、
エフェクト絵の具による繊細な輝き、
そして最後に添える一粒の天然石。
それぞれがわずかに異なり、
同じものは一つとして存在しません。
■ 原画と版画のあいだ
宝彩は、原画のような密度と、
版画の扱いやすさをあわせ持った作品です。
一点物に近い存在感を持ちながら、
暮らしの中に取り入れやすい形として制作しています。
2026年4月に初作品「瀬織津姫・目覚めの時」を発表しました。
宝彩は今後も、少しずつラインアップを増やしていく予定です。
宝彩の作品は、下記のページにてご紹介しています。
▶宝彩コレクション

