ジクレー版画と普通のプリントの違い

ジクレー版画と普通のプリントの違い

〜選ぶ価値がわかる、絵の品質と長持ちの違い〜

絵を飾るとき、「プリント」と一言で言っても、品質や見え方、長く楽しめるかどうかには大きな差があります。
特に長く飾りたい作品をお探しの方には、「ジクレー版画」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

ここでは ジクレー版画と普通のプリントの違い を、ざっくり・すぐ分かる形でご紹介します。


✅ ① 印刷の質がまったく違う

ジクレー版画

  • 専用の高性能プリンターで、色を噴き付けるように印刷(フランス語の「吹き付け」が語源)

  • 顔料ベースのインクを使い、色あせしにくい特徴あり

  • 通常よりも多い色数(8〜12色)で、原画に近い色の深みや階調を再現

普通のプリント

  • 家庭用や一般的なインクジェットで4色(CMYK)など少ない色数で印刷

  • 一般的に染料系インクが使われることが多く、色あせしやすい場合もあります

→ ジクレーは、色の表現力や再現性が段違いです。


✅ ② 素材(紙・キャンバス)の違い

ジクレー版画

  • アーカイブ品質(保存性の高い)素材を使うことが一般的

  • 酸や劣化を防ぐ紙やキャンバスを使用するため、美しさが長持ちしやすい

普通のプリント

  • 通常の光沢紙・普通紙・ポスター素材など

  • 見た目は問題なくても、長期保存向きではない素材が多い

→ 長く飾ることを前提にすると、素材の差が大きく効いてきます。


✅ ③ 作品の寿命(耐久性)の違い

ジクレー版画

  • 顔料インク×アーカイブ素材なので、長年(50~100年以上)色あせづらいという評価もあります。

普通のプリント

  • 光や時間とともに色が変わったり、紙が黄ばんだりしやすい傾向あり

→ 思い入れのある絵を ずっと美しく残したい人向けなのがジクレー版画です。


✅ ④ 価格と価値の違い

ジクレー版画

  • 高品質なインク・用紙・設備を使うため、価格は高め

  • そのぶん、実物に近い表現や長期保存が期待できる

普通のプリント

  • 手軽で安価

  • 飾るだけなら十分ですが、長く飾る「作品」としては物足りないことも